今後の超バレット環境
今回の記事では、明日(9/6)発売予定の「オルタージェネシス」以降の、「超バレット」がどのような立ち位置にいるか述べる。
簡潔に言うと、今後超バレットは不利な戦いを強いられると予想される。
このカードのGX技は「相手のバトルポケモンに対してダメージ+30、そのダメージで倒したなら追加でサイド1枚をとる」というものだ。
この追加効果は、全ての非GXデッキに対して強く出れるものであり、超バレットで例えると「カラマネロが倒されるたびにサイド2枚取られる」状況になるのだ。
だが、このカードがGX技を使うターンはこちらはダメージを食らわないので早めに攻撃を仕掛けて倒していけば五分五分のサイドレースは取れるだろう。
本当に問題なのは少し後に紹介する2つのカードだ。
この、アルセウス&ディアルガ&パルキアなどのHP280のポケモンの登場により、それらに対して有利に戦えるデッキが増加する。
それは、毎ターン300のような高火力を連発可能な「ミュウツー&ミュウGX」のデッキであると予想する。
「リザードンGX」のぐれんのあらしや、「レシラム&リザードンGX」のダブルブレイズGXなどでタッグを2体倒して勝利できるデッキだ。
そして、この「ミュウツー&ミュウGX」デッキに入る、非GXの進化デッキに対して使われるカードが「エーフィ&デオキシスGX」である。
具体的な流れを言うと、ミュウツー&ミュウに対して1ターン目に手張り、カキ、2ターン目に超エネルギーを手張りすることで先行2ターン目から「クロスディヴィジョンGX」の追加効果を発動し、ダメカン20個を好きなようにバラまける。
つまり、後攻1ターン目に自分の盤面にジラーチ、マーイーカ×2を出していた場合これらが全て倒される。ダメカンをのせる効果なので、「ベンチバリア」のミュウでも防ぐことができない。
つまり、ミュウツー&ミュウデッキと対面した際はジャンケンに勝たないと負けである。
よって、今後超バレットを握る時は日頃から善行を積み、徳を貯めておくことでジャンケンに勝利し、クロスディヴィジョンを打たれる前にカラマネロに進化することが必須だ。
少しふざけてしまったが、解決策は殆どない。
あるとしたら「ラティオスGX」のクリアヴィジョンGXで相手のGX技を封じることだろうか?
あとは、「サイコアブダクション」を持った「アグノム」で山札に戻すのも良いかもしれない。
デッキの対策に1枠割くことは本当に弱いのであまりしたくはないが、どのデッキにも勝ち筋を出したいなら入れるべきだろう...。
そして、オルタージェネシスではなくジムバトルのプロモパックに登場したこのカードも、非GXに対して有効である。
◯アローラサンドパンGX
このアローラサンドパンのGX技は「ダメカンののっている相手の場のポケモン全員に100ダメージ」である。
つまり、カラマネロが全員倒される。
対策としては、「ベンチバリア」のミュウがいればGX技のダメージは食らわないので、デッキに1枚いれておくと良いだろう。
だが、相手が「アローラベトベトン」を入れていた場合ベンチバリアも無効化されるので、そこまでされたらどうやっても勝てない。
つまり、相手のGX技を警戒しつつ、アローラベトベトン等のカードが進化する前にグズマで倒してサイドレースで勝つことが重要である。
これらのカードにより、超バレットは今までより厳しい環境になることが予想される。
だが、勝率は0ではないし徳を積むことで上げることはできる。
堅実に勝利したいなら、「ミュウツー&ミュウ」デッキを組んでみるのもいいかもしれない。めっちゃ強いよ。
超バレットが不利な環境になった場合に、もしかしたら相手が超バレットに有効なカードを不要だとしてデッキから抜かれることがあるかもしれないので、裏の裏をついて握ることも面白いかもしれない。
超バレットが好きな人は、オルタージェネシスにて追加されるタッグサポート等でさまざまな趣向をこらして環境を生き抜いて欲しい。
今回の記事は超バレットを色々ネガってしまったが、ポテンシャルはあるデッキなので今後に期待したい。